もう20年くらいになるかと思うが、この作品をテレビで偶然に見てとてもおもしろかった話をすると、家の者がまだ見ていないという。そこで検索すると、DVDが出ているようなので、DISCASで借りることにした。
当時は昼の映画番組で、期待もせずにぼんやり見ていたところあまりの意外さにびっくりし、年数を思えばあり得ないことだが、いまだにストーリーの細部や出演者の表情まで覚えていた。
劇作家の男性が、婚約者の死から1年ののち、当時の仲間たち(役者やプロデューサー)を劇場に呼び寄せる。やっと筆をとることができた新作の読み合わせをしないかと誘ったのだ。ひさびさの再会を喜び、それぞれ自分のシーンの脚本を受けとる出演者たち。。。ところがそこには、まるで亡くなった婚約者と自分たちのあいだにあったかのような、不愉快ないざこざを示唆する台詞が書かれていた。劇作家の狙いは何なのか。緊張感と怒り、さまざまな思惑が、劇場という狭い空間を満たしていく…。
まだの方、必見。おそらくかなりの割合の方が、楽しめる名作。