昨夏の衆院選での投票時に、最高裁判事の国民審査があった。あれは「×」をつけさせるシステムだが、手元のメモによれば、ある裁判官は最多で517万6090票の×を受けとりながらも、罷免にならなかった。いったい何%の人が×なら罷免なのか、いったい何をしたら517万の人が×をつけたくなるのか、かなり頭をかかえたものだった。
さて、今夏は参院選だ。新しい政党や政治団体が生まれつつあるようで、目がはなせない。ただ単に分裂してまとまりがない印象を受けるのも事実だが、現政権のみっともなさ、そして支持率も議員数も比較に値しない弱小政党がこれだけ威張っても容認している不可解さ(だらしなさ)は、目を覆いたくなる。
今後の選挙は、
「支持政党を書かせ、かつ不支持政党に×をつける」
「支持政党だけ書いて、不支持政党がない人はそのまま」
「支持政党がない人は、不支持政党に×をつける」
というシステムにしたら、棄権が減るのではないだろうか。
棄権を減らしたほうがいい。みんなで投票に行こう。