家族が録画しておいた映画版「Dr.コトー診療所」を見る。懐かしい。以前に出ていたメンバーがけっこう出ていて驚いた。なんと重要キャラクタの剛洋(たけひろ)を演じたのは当時子役だった同じ男性で、芸能界を引退していたのにこの作品でのみ復帰したのだという。
ストーリーは、ちょっと無理があるというか、詰めこみすぎてよくない面があったが、なんとか無理にまとめてしまうところがさすがの長寿番組である。終盤の根性論みたいなところは勘弁してほしいと思ったが、見た後ではすっかり頭の中に中島みゆきのテーマ曲が流れて止まらないありさま。これぞ力業(ちからわざ)といったところか。
ラストの解釈は、いくつかあると思う。だがそれを曖昧なまま人の解釈に委ねるためにも、もう続編企画は出ないことだろう。