夏はアテローム、冬はさまざまな悩みで皮膚科の世話になることが多い。今日は初めてのクリニックに出かけてみた。繁盛している場所で、いつも人が多い。だが医師がテキパキしていて、患者がさくさくと流れていく。わたしも少し話をして該当箇所を見せただけで、すぐさま処方する薬の説明をしてくれた。診察室を出るとほとんど待たずに会計。待ち時間は多少あるものの、全体的に高評価。
いつも夏になるとアテロームが腫れて飛びこむ別のクリニックもまた判断は的確で、待合室が空いていてあっというまに帰れるのがよいが(←繁盛しているがなぜか待合は1〜2人しか人がいず、でもひっきりなしにやってくる不思議)、そちらは夏に駆けこんだので、今日は別の医師の意見が聞きたかったのだ。結果として、だいたい自分が調べて「こんな感じの薬が出るかな」と想像していたのと似た判断だった。保険が使えるので自力で複数の薬をドラッグストアで買うよりは安くあがる上に、プロのお墨付きであれば安心である。
東京の住宅街に暮らすと、徒歩圏内にこうして選べるほどクリニックがある。ありがたいことだと思う。この物価高や今後の不安に「東京を離れたほうがいいのか」と思うこともたびたびあったが、医療機関のことを考えずにいられず、まだ東京にいる。それに交通の問題もある。この年でいまから車の免許を取ることはまったく考えられない。