レンタルDVDで鑑賞、2009年アメリカ映画。
いや〜、つっこみどころ満載…どころか、つっこむ気にもなれない。こりゃひどい(ぷっ)。
公式サイト
カタカナのタイトルを聞かせられても「それってどんな映画?」と思う人がいるかと思うが、ミラ・ジョヴォヴィッチ(バイオ・ハザードのシリーズに主演した女優)が、不思議な現象が起こっているとされるカナダの街「ノーム」にいた心理カウンセラーとして、いうなれば再現VTRに登場した役回りとして登場する「なんちゃってドキュメンタリー」映画である。
映画公開当時に制作者側が「なんちゃって」部分をはっきり創作だと明かしておかなかったために、人々が疑心暗鬼で検索しまくった。。。その結果として話題になることを狙っていたという、ちょっとそれはあんまりだろうと言いたくなる手法。ふぅ。
ノームは100年ほど前にゴールドラッシュなどの事情で人が押し寄せては去っていった、実在の街だ。だが行方不明者が多いなんて話は聞いたことがないし、こんな映画の題材にされて、さぞ迷惑だったのではないだろうか (^^; 。
で、まあ、あらすじである。
精神科医の夫婦の寝室で、夜中に夫が殺害される。そのときの記憶がとりもどせたら犯人がわかるのにと、苦悩する妻(主人公)。その街には不眠症の人たちがたくさんいて、みな「白いフクロウ」が夜中にやってきて何時間も自分を見ているという。相談者らを軽い催眠療法で過去に導き、その模様をビデオに収める主人公。だがやがて、相談者らだけでなく、自分の身にも、おかしなことが起こっていることに気づく。
で、まあ、これは予告や公式サイトなどを見ている範囲でそこそこ明かされているので、ネタバレとも呼べない情報だろうが、この映画は「宇宙人がらみの話」を描いている。
すごいテクノロジーを持っているだろうに夜中の3時過ぎに(ドアなど経由で)人さらいに来て、何かの実験をし、翌日の朝には家にもどしてくれる。なんで、もどしてくれるのか。しかも、記憶消去のサービス付きで。
人間が英語で「やだ」といえば、なぜか返事はシュメール語。人間の発する言語の意味がわかるなら、同じ言語で返事してこいよ。。。だいたいシュメール語って、音声が現代まで伝わっているはずがない。文字ならまだしも、なんで現代の学者が音声まで認識できるんだろう。不思議すぎる。
けっきょくこの映画でまともなのは、主人公の息子のリアクションだけだった。