今日、通りで選挙カーが候補者の名前を連呼していたのだが、不思議なことに党名を言わない。「比例代表の候補、○○△△です」と、名前だけ言って何の意味があるのだろう。信号待ちで車が止まったのでまじまじ見たら、車には党名が書かれていた。あれでは意味がないような気がするが。。。?
さてさて、民主党の代表(つまり総理大臣)が、何か口走ったらしい。”たとえば所得が何万円以下の人などは、いったんおさめてもらった税金を還付するなどの方法も考えられる”…など。しかもその所得の数字が、遊説場所の3ヶ所すべてで異なっていたとか。
いや、あの、すみませんが…。そういうことを、いまの段階で、街頭で言うべきですか。
第一の問題として、世の中の人々の大半は、そんな方式になったら「還付してもらったほうがお得だから」と、収入を低く抑えるほうに発想がいくもの。会社員の家庭で配偶者控除がどうのと、女性が働く時間もやる気もあるのに収入が103万円以上にならないように工夫していた時代(現在も?)が、いい例。
こういう話を、安易に口走らないでもらいたい。政治家が社会のやる気をそいでどうする。
第二に、もっと意味のあることを言えばいいのにと思う。今回の一連の発言は、前後を補って考れば「…などの、いろいろな案もあるし、これから超党派で相談していきたいんですよ」ということなのだろう。だが、現在の政権与党から、いまさら「今後みんなと話し合いたい」なんて話をわざわざ聞かされる側は「はあ、そうですか」以外に何を思えばいいのだろう。だからなんですか、と。
なんだか、今回の参院選は、投票率が低そうな気がする。。。