最近、あまりすごい映画に当たらない。いや、ある意味で脱力過ぎて書けないものとか、途中で見るのをやめてしまったとか、あげればきりがないのだが。。。今日は何本かまとめて。
以下、すべてレンタルDVDで。
++++++++++
若き日(30代前半)のジェット・リー、倉田保昭、中山忍らが出ている「フィスト・オブ・レジェンド」。1994年の作品。
ストーリーは、まあ普通。ブルース・リーの「怒りの鉄拳」をリメイクしたものだし、アクションはさすがジェット・リー。日本人役で違う国の役者がたくさん出ているが、倉田保昭も出ていて、要所はしめてくれる。
ただまぁ、台詞の日本語がすさまじい。中山忍の声をあてたのは、まさかご本人ではないだろうと思いたいし、そもそも、日本人であるかどうかもハテナマークがついてしまうすごさ(ぷっ)。
++++++++++
金城武が出演の2005年「ウィンター・ソング」(英語でのタイトル Perhaps Love )は、つかみが悪くて途中でやめようかと思ったのだが、中盤からようやく見られるようになってきて、ただし……
……ストーリーがちょっと、わたしとしては気持ちが悪い。肌に合わないといえばよいのか。
10年前に、映画監督志望でも芽が出ない青年(金城武)を捨てて、女優への道をひた走った女。監督としては芽が出なかったが香港で役者になったその男と、中国本土で有名女優となった女。そして女が自分の道を歩むため選んだ、かつては金城の知人であった映画監督。この三人が、新作ミュージカルで競演することになる。過去、現在、そしてミュージカル内部の話(監督も役者として出演)が交差する。
見た人のうち何割かは賛成してくれると思うが、金城の女性に対する思いが、ひとつ間違うと(いや間違わなくても)かなりしつこくて、執念という言葉では生ぬるい。そして女は、なんでそこまでと思うほどに打算的。監督の心情を描くシーンは多くないが、役柄としても出番としても、この映画においてはこの監督役の男性が主役なのだろう。
まあ、最後に女性が何を選ぶかだけは納得できたので、よしとしよう。
++++++++++
それから、最強の肩すかし映画「ホースメン」。こりゃなんですかっ?
ブラッド・ピットの出世作「セブン」、ジョディ・フォスターの「羊たちの沈黙」のように、何かすごそうな雰囲気だけさんざん出しておいて、実は…なんでしょこれは? チャン・ツィイーも設定が少女らしいけれど、アメリカ映画で小顔のアジア人は子供っぽく見えるということなのか? 無理ありすぎ〜。
途中の伏線も捨ててしまって、最後はあれで終わるのか。。。
劇場で見た人、損をした気分になったかもしれない。