生きていれば111歳だったはずの足立区の男性が実は32年前になくなっていて家族がひた隠しにしていた件が発覚して以降、数日前からは杉並区の113歳女性など、大都市を中心に全国であれこれ話題になっているようである。
だがここで、あえて言いたい。ほんとうにいま公表すべきなのは「これまで自治体が内々に処理してきたであろう類似事件が、これまでどれくらいの件数あったのか」だろう。
たとえば「ちゃっかり年金をもらってましたが本人は死んでます(あるいは生死不明で本人以外の家族が年金を使ってました)、ごめんなさい、悪かったです」という件が、これまで一件もなかったはずはない。こういうのを個々の自治体がどう処理してきたか、何件くらいあったのか、どこか中央省庁でその統計をとって対策を考えてきたところはないのか…?
不明者が何人いるか似たようなことを各社であぶり出すよりも、そっちをやってほしいぞ、マスコミ各位。