なにかと後手後手にまわりがちで、批判も多いお役所仕事だが、こういう決断は柔軟かつ迅速…もっとも、あと数日早く決断してくれたら、もっと素晴らしかったとは思うが。
東日本大震災の被災地向けに、日本生活協同組合連合会は22日から、商品名のラベルがないペットボトル飲料水を製造する。ラベルをつくる茨城、福島両県の工場が被災してラベルが入荷できなくなり、一時は増産を断念した。しかし消費者庁が、保存方法などを表示しない加工食品の出荷を、被災地向けに限って認めたため、増産を決めた。
食品の出荷に本来は欠かせない、商品名や製造元などの表示がないものでも、今回は被災地限定ということで消費者庁が認めたという。よかった。そんなことで被災地に水が渡らなくなることがあれば、何のための、誰を守るための規則だろう。
一日も早く、被災地に笑顔を。そして日常を。