レンタルDVDにて。主演はリーアム・ニーソンとダイアン・クルーガー。
ベルリンを舞台に、事故のあと記憶をうしなった男が、死にものぐるいで駆けまわる。入院を経て身分証もなく、妻は自分を知らないといい、彼女には別の連れがいてそれが夫だという。
大昔にはハリソン・フォード主演の「フランティック」(妻がとつぜん行方不明になって、夫がパリを駆けまわる)、近年ではジョディ・フォスター主演「フライトプラン」(機内で消えた娘を最初からいなかったと決めつけられる母親)などがあるが、これはどちらかといえばマット・デイモンのボーン・アイデンティティのような「ほんとはこの人、誰なのさ」という筋で引っぱっていく。
リーアム・ニーソンは、体格と目つきから考えても、そしてこれまで演じてきた役柄(48時間、Aチームなど)から考えても、身分を信じてもらえずに困っている学者には、ちょっと見えない。ある意味、自然な展開。
そこそこ楽しめた。