福井新聞より
日本初の時刻表、福井で“発掘” 「新橋―横浜」鉄道開通
資料を収集している男性75歳が、古書店で入手したものとか。
時刻表は1枚の紙でタイトルに「汽車出発時刻および賃金表」とある。東京、品川、川崎、鶴見、神奈川、横浜の5駅の各駅間料金を記している。出発時刻は東京、横浜駅ともに1時間おきで午前が8~11時の4回、午後は2~6時の5回。所要時間は53分と示している。
東京(といっても現在の新橋)から横浜までが53分。当時にしてはなかなかの速度だったのではと思う。当時の列車というのは、どんな感じだったのだろうか。
20年くらい前まで、東京から横浜に出るといえば東京駅から東海道線の快速で出かけるものだった。ところが最近は新宿から湘南新宿ラインで行ける。わたしが用事の関係で横浜方向に出かける機会があった当時は湘南新宿ラインというものができたばかりで本数も少なく、あまり足としてはあてにならない存在だったが、最近はきっと違うのだろうな。
横浜には、もう何年くらい出かけていないだろう。あっというまに行けるようになった時代でも、出かけようと決意するまでの心の距離は、なかなか縮まらない。