わたしにとってチューリップといえば、以前は「学校の花壇」くらいのイメージだったし、積極的に好きとはいえないものだったが、この何年かで、考えが変わってきた。
ひとつには、かつて乗り換えで空港に半日滞在しただけのオランダだったが、とても印象がよかったことや、10年以上前に出かけた長崎のハウステンボスが楽しかったことなど、オランダとの絡みかもしれない。学校の花壇に10本程度が咲いているのではなく、辺り一面にたくさん咲き乱れていたら、ほんとうに美しいのではと思うようになった。
山梨日日新聞 2013.04.10
咲き誇る5万本のチューリップ 甲州
> 甲州市勝沼町等々力のハーブ庭園「旅日記」では、約5万本のチューリップが咲き誇り、来園者の目を楽しませている。
…とのこと。
5万本かぁ。美しいだろうなぁ。
花に囲まれてみたい。
アガサ・クリスティの作品に、「復讐の女神」(Nemesis)という小説があった。ミス・マープルがかつての知人(故人)から、その遺言により庭園巡りのツアーに招待される。故人は具体的に何かをしてくれと頼んでそれを手配したわけではないが、彼女はきちんと謎を掘り起こし、整理し、解き明かしてそれに応える。
話の筋も覚えてはいるが、わたしがこの話をよく思い出すのは「庭園めぐりに行きたい」と、いましみじみ思っているからだろうな(^^;。