国立新美術館の「貴婦人と一角獣展」が7月15日までなので、そろそろ出かけておいたほうがよいということになり、六本木へ。
どんな内容かというと、目玉は大きな壁掛け(タピスリー)たち。引用すると
> フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
…ということだが、わたしも誘われて出かけるまで、いったい何を見ることになるのかまったくわからずにいた。だが出かけてみるととても楽しめた。貴婦人の両脇には獅子と一角獣が織られ、さらにその周辺には多くの生きものたちが描かれる。なかでも猿がわたしたちのお気に入りで、壁掛けを移動するたびに猿を探す始末。いったい何を見に来たんだか(笑)。
外は暑いし、やや空腹でもあったので、地下のセルフサービス式のカフェでアイスコーヒーと、ミニサンドイッチを少しずつ分け合って食べて、移動。
この美術館はこれまで何度か出かけていて、いつも代々木から大江戸線で六本木へ、美術館に出かけてその帰りにミッドタウンのブランジェ浅野屋でパンを買う習慣。ただ、そのあとは青山方面に歩いてランチを食べることが多いのだが、今日はあまりにも陽ざしが強かったので、浅野屋で買い物したあとは地下鉄で代々木にもどって、新宿タカシマヤで昼食をとることになった。
昼食はタカシマヤの「ブレッツ カフェ クレープリー」。午後2時近かったのでさほど混雑もしておらず、すぐに食事できた。今日のスープは冷製のコーン。濃厚。ガレットも含めて美味ではあったが…やや残念だった点が。
ひとつは、最近はランチの飲み物が料理と同時に出てくるらしいこと。わたしたちだけたまたまではなく、周囲がみなさん同じように運ばれてきていた。わたしはホットの飲み物だったので、食べはじめてすぐホットのカフェオレが出てきても、食べ終わってから飲んだので、落ち着けなかった。
同時とわかっていれば、シードルにすればよかったなぁ。実は注文時にシードルもいいねと話していたのだ。次はそうしたい。
もうひとつの残念は、なんだかナイフの切れが悪い。しっかりと焼かれているガレットなので、ナイフの切れが悪いと皿が揺れたりキィッと音が出てしまったり、苦労する。最初はわたしのナイフの持ち方が悪くて切れる角度に使えないのかと思ったが、あとで尋ねたところ、連れも同じ感想だった。たかが小麦粉の料理と思わず、ナイフは手入れした方がいいです、お店の方。
そのあと、少しだけタカシマヤの地下を見てから、JR線で帰宅。