先日は、成虫のヒメカツオブシムシを見かけた話。いまの時期は、卵から幼虫になるものが、家に住もうとしている時期。
(あまり気持ちのよい話題ではないかもしれないので、必要な人だけ、虫の名前でネット検索をしていただければ、画像などが見られるはず)
昨日、また台所の隅に、気配を感じた。わが家は2年前から、わけあって台所の隅にタオル類をたくさんかけている(認知症の高齢者対策で「覆い」の意味合い)。ヒメカツオブシムシは、とくに幼虫の場合、布が大好きなんだそうだ。昨日は「あれれ、こんなところに鰹節みたいなちいさな粉をこぼしたか?」と、そのタオル類を見ていたら、どうもそれが幼虫のようだった。何匹かいた。ほんとうに小さいので、タオルの色が白に近い黄色だったため気づいたが、あれがもし、もっと濃い色のタオルだったら、知らずに過ごしていたかもしれない。
というわけで、台所の隅にかけてあったタオルたちの、大半を洗濯。そして今日は昼のうちに、周囲に重点的に掃除機をかけておいた。
自分が「鰹節がもっと細かくなったような、小さな茶色」と思ったとき、初めて「ヒメカツオブシムシ」の鰹節って、そういう意味なのかと思い至った。成虫は、小粒のスイカの種そっくりの、丸くて小さな存在。なんでそれが「ヒメカツオブシムシ」なんだと思っていたが、そうか、幼虫のときの名前かもしれない。
この虫は、部屋の隅(風通しが悪くて、湿気が多い場所)などに幼虫が出現し、その段階で気づかれずに半年くらい経過すると、真夏以外の春秋などに、黒いスイカ種みたいな成虫が現れる仕組みらしい。絶対的な即刻駆除の方法は見当たらず、ただ、自分の家のどこに湿気があって風通しが悪いかを認識し、とくにそこに布などがないかどうかを確認して、こまめに掃除機をかけることで予防するしかなさそう。
これからも、がんばって予防しようと思う。