スペインを舞台にした小説が多い逢坂剛の作品で読んだことがあったが、スペインには「ハポン」という姓の人々がいるとのこと。日本人の子孫ではないかという噂もあるのだとか。
400年の時を経て、DNA鑑定がなされることになったそうで、ありゃりゃ、これは夢が壊れてしまうのではないだろうかと、ちょっと心配。
yomiuri.co.jp 2013.10.24
スペインの「ハポン」400年経てDNA鑑定へ
スペイン南部の「ハポン(日本)」姓の人々と約400年前に渡航した日本人のサムライらとの血縁関係をDNA鑑定で探る名古屋大学、東京大学、国立遺伝学研究所などによる共同研究チームが24日、約600人のハポンさんたちが住む町コリア・デル・リオで初めての血液採取を行った。
それに、400年のあいだには、ほんとうに日本人やアジア人の血が(近代の国際結婚などで)はいっている可能性も高いわけで、それらしい結果が出ても出なくても、まぁ、曖昧な結果になるのではと、想像しているが。
それにしても、逢坂剛の小説は、好きだったな。スペインものの初期の代表作「カディスの赤い星」や「スペイン灼熱の午後」、公安や諜報の暗部が描かれる「百舌」シリーズ、短編集に多く登場した岡坂神策のシリーズ。20年くらい前は、よく原作がテレビドラマになっていた気がする。