セブンイレブンは11月15日から40周年フェアで、買い物700円以上で引けるスピードくじを開始するらしい。
アメリカにセブンイレブンができてから40年。そして日本法人のセブンイレブンが米国セブンイレブンを子会社化してから20年と少し。最初はほんとうに「朝の7時に開いて夜の11時に閉まる店」だったことは、40代以上の方々ならご記憶かと思う。
7時開店、11時閉店でも、驚いたものだった。初期のころのセブンイレブンCMは、夜中に突然いなり寿司が食べたくなって「そうだセブンイレブン」と、買いに出る若い女性が描かれていた。夜中にいなり寿司という言葉が、頭に染みついた。
都会ならこうなのか、夜中にいなり寿司か、すごいな、と。。。実際に東京に引っ越してきてから、明け方に大通りのセブンイレブンまで肉まんを買いに出たことがあったが、ドキドキしながら、楽しかったのを覚えている(なんでひとりで明け方に肉まんなのか、ちょっと夢も品もない気がするが)。
ところが時代は瞬く間に、コンビニの24時間営業が当然という流れに。いま、田舎はどうなのだろう。夜中でも開いているのだろうか。あるいは24時間営業で採算がとれない場所には、そもそも出店を検討しないのだろうか。
コンビニのあふれる東京23区内に住みながらも、夜間は出歩かない健全な生活になってしまった。いっぽう、コンビニがあまりない地域の人が、食べたい、買いたいという欲求とは必ずしも一致しない、夜中に人がいる「明るい場所」を求めるかもしれない気持ちは、何となく理解できる。
これから、コンビニ業界は、どんな発展を遂げていくのだろうか。