ベネッセと聞くと、いまだに進研ゼミと福武書店を連想してしまうが(進研ゼミの模試は大嫌いだった ^^;)、最近では、たまごクラブひよこクラブなどのCMで知られる大企業である。
個人情報に関して不祥事があったとき、すみやかに事実を開示し、業界と当事者と、一般の人びとに向け、誠心誠意の態度を示したほうがよい。それはもう、基本中の基本。
だが、この記事を見て
東京新聞 2014.07.09 → ベネッセ顧客情報2千万件流出か 関係者が持ち出し、警視庁捜査
漏えいしたのは、ベネッセコーポレーションの顧客情報。社内調査で社員以外の内部関係者が情報を持ち出したことが判明した。
疑問。なぜ「社員以外の内部関係者」なのか。しかも外部を交えた適切な調査ではなく「社内調査」である。ここまで「社員ではないが関係者」と断言してしまうなら、その根拠も同時に示しておかないと、身内の言い分を鵜呑みにして発表していると思われても、仕方ないのではないだろうか。
関係ないが、ベネッセの会長はマクドナルドの原田さんだったのか。いま検索したら、まだマクドナルドに(実権はともかく)役職としては残っているらしい。う〜、マクドナルドでカウンターのメニューをなくしたとき、ひどいと思ったが、その後は味なども評判ががた落ちと聞く。わが家もまた最近はバーガーキングかケンタッキー、たまに買うならクアアイナなので、マクドナルドで買い物することは1年に1回もなくなってしまった。あまり元気な話を聞かなくなった会社だが、そんなときに正式な会長となったベネッセでこの騒ぎだと、今後は何かと頭が痛いことだろう。
しばらくは同氏に求められるのが経営の斬新さではなく、誠意あるお詫びの手腕ということになるのだろうか。子供たちの個人情報を子供関係の企業に流されたら、親御さんたちはさぞ腹立たしいことだろう。