読みはじめたときは、何がなんだかわからなかった。こんなことがあるのか…。しかも、氷山の一角かもしれないという。
ちばとぴ 2014.09.04 → 「ぐるぐる病院」中止を 生活保護受給 流山市の男性、国と千葉県に指導要望 5年間で20回以上転院
要点を整理すると、深刻な病状で2007年秋に都内に入院した男性が、病状も落ち着いてきた2009年1月に流山市に転院。そのころ、生活保護受給者になった。本人の負担はないが、長期入院をした場合は病院の診療報酬が下がってしまうので、それを防ぐためと思われる転院(いったんよその病院に移動して入院、またのちほど同じ病院を含む別病院に移動)が、頻繁におこなわれるのだという。
生活の拠点が見つかれば介護サービスを受けつつ車いす生活を送れるところまで体調が改善した男性だが、いまのままでは一般の生活を開始することができず、頻繁に病院をまわらなければならない、とのこと。
…5年間で20回。こんなことが、あっていいのだろうか。しかも適切な環境と支援が整いさえすれば、車いすで一般的な生活が送れるというのに、だ。本人の気持ちになってみると、これほどつらいことはあるまい。
ほかにもこういった例はあるのではないかと、推測されるそうだ。何とかならないのだろうか。