こういうニュースは、読んでいて心が温まる。
朝日新聞 2014.09.08 → 釜石のラスト・ゲイシャ、伝える座敷唄 八王子に響く
かつては釜石に50人いた芸者の最後のひとりとして伝統を守ってきた、藤間千雅乃(ふじま・ちかの)さんの芸を、八王子の芸者たちが引き継ぐことになったのだという。東日本大震災で被災し、三味線を含むすべてを失って避難所にいた藤間さんに関する記事を読んだ八王子の芸者らが、交代で車を運転して訪問し、励ましたのがきっかけだそうだ。
いろいろな芸や技術が、跡継ぎもなく埋もれていってしまうことが珍しくない現代において、なんと幸運で希有な話だろうと、心から思う。