提携先のシステム担当者が顧客情報を売り飛ばしたことで大きな話題となった、ベネッセの件。全員への対応が一律だったかどうかはわからないものの、わたしも忘れていたコミュニティサイトの会員登録がベネッセ系列だったらしく、500円のお詫びが通知されてきた。ちょっとしゃくに障ったが、郵便を受け取って1時間以内に、いくつかの選択肢の中からAmazonギフトカードを選んで変換し、すぐ使ってしまった。
どうも、わたしは名前と性別と生年月日が漏れたらしい。ふ〜ん。。。20年くらい前までは世の中の個人情報に関する感覚(本人の自覚)と業界の認識がかなり低く、それくらいなら垂れ流されてあちこちに残っているのだろうが、改めていまのご時世になってから流出となると、気分は複雑。なにせわたしはネット上で生年はともかく月日を書かない主義にしているため、同居家族以外からは、田舎から電話でおめでとうをいわれるのがせいぜいだからだ。よりによって誕生日か。
わたしよりさらに細かな情報が出てしまった人が、(呈示金額は不明だが)同じ文面で手紙を受け取ったのなら、怒り心頭に発したことは想像に難くない。しかもお詫び金の送り先候補のひとつが、ベネッセの財団への寄付。使用用途はまじめなものであるだろうが、それにしても、こういうのを選択肢のひとつに入れるんだ。へぇ…。せめて志を同じくする第三者機関という案は、なかったのだろうか。
5000円がほしかったというわけではないが、500円という相場は、正直なところ、びみょ〜。だが権利放棄をするのもしゃくに障るので、もう考えなくてもいいように、さっさと換金した。その際の選択肢に「(ベネッセから)情報を消去」というボタンがあったことだけが、気持ちの上で救いだった。