排水処理場の処理過程で出る汚泥を「脱水ケーキ」というのだそうだが、わざわざ費用をかけて埋め立てするのではなく、業者に買い取ってもらう(微量の金銀が含まれているため)ことで処理費用を浮かす試みが、横浜市ではじまっているらしい。
毎日新聞 2014.10.15 → 脱水ケーキ:金や銀を含有…横浜市が販売開始
> 埋め立てや運搬などの処理費が減るため、年間で計570万円の経費削減につながったという。
…買い取った業者のほうは、処理したあとの汚泥を捨てる費用と手間で、採算はとれるのだろうか。割に合わないからやっぱり買わないという話になるかもしれず、よろこんでもいられないと思うのだが。
自分の手元から離れるだけで万々歳だから、売る側は「リサイクル」という表現で美化してしまいがちだが、けっきょく最後はゴミであり、どうにかしして廃棄される物体になることには、違いあるまい。