前都知事の肝いりというのかごり押しではじまった「渋谷←→六本木」間の深夜バス運行が、11月1日の未明で終了したとのこと。
東京新聞 2014.11.01 → 最終バスは満員御礼 都営終夜運行
当ブログでも以前に書いたと思うが、開始からして無理があった。だいたい、深夜バスという言葉でぱっと思い浮かべるのは、以下のどちらかではないだろうか。
1) 「電車がなくなってしまった時間帯に郊外の家までタクシーで移動すると高いし、せめて家に近いところの大きな駅まで深夜バスが出てくれたら、そのあとだけ、タクシーに乗ればすむ」という人を、救う目的
2) 「繁華街で朝まで待つのは怖いし、せめて大きめの駅のビジネスホテルにでも泊まれたら電車の始発が待てるから、大きめの駅近くまで行く深夜バスがあったら便利」というニーズを汲む
…ところが、前都知事は何を思ったのか、夜中に繁華街と繁華街を結んだのだ。意味ないよな、これ。
前都知事といえば、5000万円の借金が政治資金だったのかどうか、身の証を立てるべき場でしゃべればしゃべるほどどつぼにはまり、ついにはテレビカメラの前で札束サイズ相当の詰め物をバッグに詰め切れていない状態というのに「はいったでしょ」と言い張ったお方。けっきょくは、詰めが甘いというか、ごり押しというのか。
しかし、まさかこれほどあっけなく「あの人はいま」な存在になるとまでは、想像できなかった。どうしてるんでしょう、はい。