マスコミの事前の予想というのは当たることが多いんだなと感心する反面、投票率の低さには涙が出る。ここまで低いとは。
今回は与党の合計が1議席増のみ(自民に関しては3議席減)ということで、そこだけは救われたが、与党が多数という現状に変化が生じたわけではない。
ただ、もったいないと思うのは「自民 vs 共産以外の野党 + 共産」という構図の小選挙区で、共産が少なめに票をとり、自民と野党が拮抗していた例が見受けられたこと。せめてそれが予想できた選挙区だけでも、共産とそれ以外の野党が話し合いをすることはできなかったのだろうか。足せば軽く自民を超えられる得票数になれた場所では、票の共食いがあまりにも悔しく思われた。
2年前の衆院選後も心から願っていたものの、実現がかなわなかったことがある。自民の一部でリベラル派の方々や、あるいはなんらかの考えの方々が、今後10人単位くらいで何回か「脱自民」をしてもらえないだろうかと、今回も思う。自民は多すぎである。それにどう考えても、全員が安倍首相のような人ばかりとは、ちょっと思えないのだが、内部で意見割れが強まることはないのだろうか。
こうなったら、とにかく脱自民の議員が出ることを祈るのみである。希望はそこにしかない。少なくともわたしは、いまそれしか思い浮かべられない。