ソニーがサイバー攻撃とそれにつづく脅迫を受けて一度はアメリカ国内での上映中止を検討した映画 The Interview だが、25日から200館以上での公開が決まったそうである。
攻撃は北朝鮮によりなされたものというのが通説であり、アメリカ政府もその考えだそうだ。だが、これまで伝え聞いている北朝鮮の状況から考えて(それが必ずしも正しい像とはいえないだろうが)、かなりの電力と組織力が求められるサイバー攻撃を、北朝鮮の当局もしくは当局に認められた誰かが行うことなどあるのだろうかと、つい考えてしまう。
なにせ、相手はこの「どう見てもおバカな」映画だ。
こんなのをまじめに攻撃する暇があったら、国内で将軍万歳の映画を好きなだけ撮って、自国民に見せたほうがよほどいいだろう。
おそらくわたしでなくとも誰か書いていると思うが、アメリカ国内で誰かが「この映画に怒るふりをしつつも実際には北朝鮮を笑おうとして」(早い話が映画に同調して)、騒ぎを起こそうとしている可能性は、あるのではないだろうか。この映画に目くじらを立てることは、かえって注目を浴びて自分の側の傷を広げるという考え方も成り立つはずで、本来なら攻撃よりも抗議が正式であるはずだ。
ジェームズ・フランコがいままで以上に人気者になるのは間違いあるまい。そししておそらく、世界で何人かの人が書いているのは「一連の犯人はジェームズ・フランコのファン説」なのかもしれない。なにせこれほどまで毎日せっせと、マスコミに映画を宣伝をしてもらっているわけだから(^^;。
自信たっぷりに北朝鮮犯人説を唱えているオバマ大統領だが、根拠の詳細をあきらかにすることは、おそらくないのだろうな。