今月にはいって3回目。何も書けない。2時間くらいこうして画面の前にいる。何も書けない。書きたいことはあれこれあるし、それなりに記しておきたい話題もあるように思うが、それらを書こうという気持ちになれない。
今月は何も書かない日がすでに2回あった。最初は理由がわかっている。嫌なことがあり、疲れきって、なんだか眠ってしまいたかったのだ。二度目は今日と同じで何も書けず、いらいらした。2時間がんばったが、何も書けずに体が疲れて、横になってしまった。
わたしは会社勤めをしているわけでも、定期的にどこかに出かけて誰かと会っているわけでもない。時間を作って出かける先は「見回り」と称したデパチカめぐりか、食材店への買い物くらい。それ以外は、ネット上にしか存在しない人間だ。だからわたしが文字をネットに書けない(しかも短期間に三回も)というのは、自分の場所があるのに顔を出すことができないという、異常事態にも近いものだ。
もちろん、このブログ以外の場所でもまったく書けていないわけではない。ライフワークと思っているバウムクーヘンの話題は適度に調べては書いているし、それ以外のちょっとしたことはFacebookなどに書いている。だがここはメインのブログで、わたしが「普通に呼吸する」場所なのだから、とても思い入れがある。
これまでも、ネタがないネタがない、何を書こうと思いながら、1時間も頭を抱えれば何かを書くことができていた。だが、ほんとうに書きたいことは何なのか、それを突き詰めて考えていくと、いらいらする気持ち、穏やかでない気持ちが必ずや顔を出す。それらの正体がうっすらわかっているから、直視したくなくて、ここで立ち止まるのだ。
書けないときは無理に書かないと、決めることは簡単だ。だがここに書かなくなったら、わたしは世間への一番大きな窓口を自分から閉めてしまうことになる。わたしは呼吸がしたい。これからも自然な呼吸がしたい。
無理に明るい話題を書かねばと思う必要はないだろうが、毎日のように現政権与党と首相が大嫌いであることを書いても自分で嫌になるし、家の中で(要介護者が家にいるなどの事情で)自分が感じていることを、あちこちに書き散らかしても仕方がない。
明日は、自然に何かが書けることを祈って。