昨日だったか、隣の部屋に一瞬だけはいった。薄暗い部屋の中に輝くスクリーンセーバー。そしてわたしの目に飛びこんできたのは「カピタン雪駄」という大きな文字。
どうも、辞書をスクリーンセーバーに使っているらしい。カピタン雪駄というのは、きっと何かの用語なのだろう。だが、わたしはそんな単語を生まれてこのかた一度も見たことがなかったので「なにこれ、ギャグ、あるいはアニメの用語?」と、目が点。だが用事も済んだのですぐ部屋を出てしまった。
それからしばらく、頭の中にぐるぐると「カピタンて何だろう」という疑問が。ほかのことをしていても気になるので、仕方ないので検索してみたら…
江戸時代からある日本語だったことが判明
goo辞書 → カピタン‐せった【カピタン雪▽駄】
雪駄の一種で「江戸前期から中期までの武士・医師・僧侶などが用いたもの」だという。カピタンはオランダ商館の館長を表した単語で、英語のcaptain(キャプテン)と同じらしい。
で、そこまではいいのだが、雪駄というのは丈夫な草履とどう違うのか、あるいは下駄に近いのかと頭を抱えていたら
こういう解説ページが → 下駄と雪駄と草履の違い – 丸屋履物店
ふむふむ、いろいろな履き物があるんだなと思ったのはいいが、じゃあカピタン雪駄というのはどんなものを指したのだろうと思っても、その単語で画像検索をしただけではさまざまな履き物が出るのみで、どれがカピタン雪駄なのか、少しもわからない。
…けっきょく、自分がものを知らないということだけがわかり、カピタン雪駄の見た目は、わからなかった(笑)。