東京新聞(3月21日朝刊)で、びっくり。
健さん主演映画リメークへ 監督はジョン・ウー氏
1976年の「君よ憤怒の河を渡れ」が、ジョン・ウー監督でリメイクされるという。これは中国が舞台のアジアテイストになるのだろうか、それとも完璧なハリウッド映画になるのだろうか。
この映画は(もともとスターであった)高倉健と、ある程度のスターだった中野良子が中国で爆発的な人気を博す結果となり、中野良子にいたっては女優という枠を超えた民間外交やさまざまなジャンルでの活躍を見せ、中野良子小学校なるものまで存在すると聞いている。
ストーリーは、ややハチャメチャなところもあるし、後年になって見直すと主人公らの前に複数回現れる凶暴な野生の熊(in 北海道)が明らかに着ぐるみだったりすることに気づいてしまうのだが、見ていた当時は純真な子供であったため、そんなことはどうでもよく、ひたすら話にのめりこんだものだった。夜の新宿歌舞伎町だったかな、高倉健をたすけるために北海道から「たまたま」よいタイミングで馬を引き連れてやってきていた中野良子が、馬を大量に暴走させて混乱を生じさせ、高倉健を救うのだが…当時は「真由美お嬢、かっけーっ」と思ったものの、いま思い起こすと、馬たち、ちゃんと保護されたんだろうかとか…いやいや、考えまい考えまい(笑)。
中国版になるか、ハリウッド版になるか、いずれにしてもジョン・ウー監督作なら、ちょっと見てみたいものである。