昨日の午前10時過ぎだが、ネットで画像検索をしていた。けして怪しいたぐいの画像ではなく、外国で招き猫というのはどういう画像で紹介されているのか、ということが発端だった。そのうち、英語の beckoning cat をわたしがうっかり打ち間違えて reckoning cat としたために、変わった画像が出てきた。
そのうちの、変わった画像のひとつが、巨大な猫が怪獣のように海岸に立っているものだった。それを何気なくクリックした…つもりだった。
(その写真のあったサイトがほんとうにそうだったか、あるいは近くの別の画像を間違えてクリックしたのかはわからないが、仮に画像を押し間違えたにせよ猫中心であり、見た目から想像できる危険度には、大差なかったはずだ)
するとそのとき。
ブラウザに「日本語で」、あなたのパソコンには3個のポルノウィルスがはいっていて危険です、のようなポップアップ画面と、同時にブラウザのメイン画面には「東京からのアクセス」など、いくつかの情報が掲載された。
この、ポップアップがくせ者だ。
ポルノウィルス(←だいたいそれは何だっ ^^;?)がはいっていて危険ですの下に、OKというボタンがある。これなら「たしかにそういうものがはいっていたら危険ですね、はいわかりましたよ、OK」と押してしまう人も、100人に何人かは、いるかもしれない。
パソコンやウェブサービスで多言語対応が容易となった昨今、IPなどで判断して日本語を自動表示にするくらいのことは普通に起こりうるのだが、まさか猫画像の検索結果でこれに遭遇するとは、思ってもみなかった。
この場合、正しい対処法は、ブラウザの画面をかなり前まで一気にもどるか、いったんブラウザを閉じることだろう。直前の画面にもどる程度だと、同じポップアップがまた出てくる。
いったんそのサイトを離れ、ブラウザを閉じてからまた開け、ほかの用事を済ませてから「ねんのためにウィルスチェックでもかけるか」と、午前10時30分からSophosでパソコン内検索をかけると…
…どういうわけか、いつも3時間程度で終わるのに、いつまで経っても終わらない。検索対象のファイル数も、想像もできないような量だ。まさか外部クラウドやらなにやら、ぜんぶやっているのではあるまいなと思ったが、始めてしまった以上、そして、ポルノウィルス(^^;? なるものがあると言われた以上、やめるのも気持ちが悪く、作業をしながらもずっとSophosを動かしておいた。就寝中も外出中もずっとである。
終わったのは、今日の午後3時2分。28時間30分かかるって、いったいどういうことだろう。よほど機嫌が悪かったのだろうな。あるいは前回、途中で中断させてしまったから徹底的にやられたのかもしれない。
結果は、TimeMachineの過去バックアップの中に奇しくも同じ数の「3個」ほど、暗号化されたファイルが発見されましたというメッセージのみだった。それはアドビのFlash関連のインストールファイルで、よくそういうメッセージが出るが、無害であることは経験上わかっている。
それにしても、猫画像ですらこんな目に遭うのなら、今後はもっと警戒しなければならないな。