昨日、東京駅一番街にも店舗がある有名な甘味処「みはし」に寄った。わたしは抹茶フロートにしたのだが、一緒に入店したお友達親子の注文を決める際、かき氷の「すい」とはなんだと質問を受けた。
(注:日本語のひらがな、カタカナはお読みになるが、日本語ネイティブというわけではないので、メニューを直接見ながら「すい」について聞かれた)
わたしは子供のころ、市販のかき氷シロップを、親が削ってくれたかき氷にかけて食べていたので、「すい」を知らなかった。もちろん意味はわかるが、そういう呼び方をするというのを知らなかった。
当時の市販品はだいたい「いちご」「レモン」「みぞれ」くらいしか、なかったように思う。少しあとになって「メロン」もぐんぐんと市民権を得たが、わたしのおぼろげな記憶では、最初は、「いちご」「レモン」あたりがメジャーだった。そして子供の多くは、見た目が地味な「みぞれ」よりも、たいていはイチゴかレモンをかけたものだった。
(カルピスの原液をかけて、溶かしながらカルピス味を楽しむご家庭も、あったと思う)
さて、帰宅してからネットで「すい」を調べると、砂糖水である。みぞれは煮詰めてとろみをつけたようなシロップだったと思うので、厳密には「すい」と「みぞれ」は違うものだったのだ。だがどちらにせよ知人のお子さんはメロンのかき氷を注文したので、わたしがsugar syropだよ、透明だよと伝えてしまったにせよ、実害はなかった(^^;。
う〜む、気になる。美味しいのだろうか「すい」のかき氷。次にみはしさんに寄ったら、ちょっと食べてみようか。
ところで抹茶フロート。抹茶部分が甘くなくて、シロップ別添えだったのがありがたかった。シロップを使わずにソフトクリームを崩しながら飲んでいくと、濃い抹茶にクリームが混じって、全体としてすっきりした甘さになる。
4月くらいだったか、上野御徒町の「みつばち」に立ち寄ったが、あちらは現代的なアレンジを加えた組み合わせの豊富なあんみつが楽しめて、みはしとはまた異なるよさがある。
夏は和風甘味処が、ほんとうに落ち着く。幸いなことに若い世代でごった返すということもないので、他の種類のカフェや喫茶が混雑している場合でも、席は空いていることが多い。