昨日から、オリンピック施設のその後は収入どころか維持費のほうがかかるのではとか、あれこれと、わたしなりに思い悩んでいる。なぜこんなばかなことが許されるのかと、ほんとうに思う。工期、工程、予算などすべての分野で試算もいい加減なまま、国立競技場はすでに解体済み。事実だけを強引に積み重ねて「この道しかない」とでもいいたいのだろうか、この国は。
asahi.com 2015.07.08 新国立競技場工費 2520億円あったら何ができる?
それだけのカネがあったら…
> 保育園や幼稚園に通う5歳児の保育料の多くが無料になるかもしれない。
> 東日本大震災で被災したJR大船渡線と気仙沼線。津波対策などを施したうえで鉄路を復旧するには、計1100億円が必要だとJR東日本は見積もっている。
ちなみに経済アナリストの森永氏コメントとして
> 最近できたマツダスタジアム(広島市民球場)の建設事業費は約90億円。
…とにかく、今回の2520億円、そしてぜったいに出てくる「追加費用」、完成後の維持費などを考えたら、正気の沙汰ではない。そして誰も責任をとらないのだ。2020年が過ぎてまもなくお亡くなりになっていそうな年齢の政治家や「識者」らは、くだらない置き土産(巨額の赤字)を次世代に無理やり残していくのだろう。