今日、見出しを見て驚いた記事があった。
RT news 2015.07.18 → Australia to kill 2mn feral felines to protect native species
まず最初に、 2mn feral felines の意味がわからず。 mn とはなんだろうとまじめに思った。だがそこを飛ばして読んでしまうと、オーストラリアは本来の種をまもるために野猫を2匹(?)殺す予定…いくらなんでも、2匹殺してニュースになるまいと思い本文を読む。どうやら millions の略であった。ひょえひょえ、200万匹か。それはちょっと、どういったことなのだろう。
(注:野良猫ではなく「野猫」は、家猫が野生化した種を指す用語らしい。見た目が家猫と似ているとは、限らない)
オーストラリアの連邦環境相は、5年かけて200万引きを駆除し、集める方法としては「餌で釣る、撃つ、毒を盛る」などを含め検討しているところだとか。
イギリスのガーディアンによると (2015.07.16) → Australian government declares war on feral cats in bid to save native animals
The first 10 mammal species identified for priority action are the numbat, mala, mountain pygmy-possum, greater bilby, golden bandicoot, brush-tailed rabbit-rat, eastern bettong, western quoll, Kangaroo Island dunnart and eastern barred bandicoot.
早急に保護すべきと判明している10種は、フクロアリクイ、マーラ、ピグミーポッサム、ミミナガバンディクート、キンコミミバンディクート、brush-tailed rabbit-rat、eastern bettong、western quoll、Kangaroo Island dunnart、ヒガシシマバンディクートである。
(アルファベットのままの部分は、すぐには訳語が検索できなかったもの)
ガーディアンのほうの記事は予算などの面で数字を細かく伝え、RT newsのほうは世論と政府の主張(わたしたちは猫が憎いわけではない)といった面に多くを割いている。
猫系の生き物は、なかなか、論争を巻き起こしそうではあるが…。どうなろるのだろう。