Facebookで、去年の自分が10月2日に「じょっほだんじゃございません」と書いていたことに気づいた。内容は円安。110円になってしまったという内容。
これぞ、じょっほだんではない。その後の1年で120円台前半のあたりを長く推移したり、この数日にかぎっていえばどうにか110円台ぎりぎりになったが、やはり極端な円安である。それなのに、1年前に110円で衝撃を受けていたことを、もう自分が忘れてしまっていた。
わたしは状況が許せば以前のようにドルやユーロで海外から通販をしたいと思っているが、そのころのドルは100円前後、ユーロは110円前後だったことを思うと、いまは正直なところ何もしたくない。個人の買い物客がこんな風に思うのだから、輸入会社などは胃が痛くてたまらないことだろう。
おそらくマスコミが政府にでも頼まれていたのだろうが、長いこと、円安歓迎であるかのごとき報道がなされていた。だが輸入が多い日本でそれはまず考えられない。海外の旅行者がやってきてカネを落とすと言っても、それを受け入れる側の観光業界や地域の人々の気持ちがまったく追いつかず、日本は観光大国にはほど遠い状態なのだ。やっと外国人観光客に慣れてくるころには、この外国からの客足がひと段落ついているのではないかと、意地悪な発想ではあるが、多いにあり得ることだと案じている。
円高は、もう望むべくもないのだろうか。