あの地震のことは、ほんとうに忘れられない。揺れ方(大きさと横に揺れる感覚)が、ただ事ではないと実感できた。そのとき見ていたビデオを止めてニュースに切り替えた。新潟だとわかった。山で孤立した集落も多く、交通網も寸断された。
数日して、車ごと生き埋めになっている家族がいるらしいと報道されると、気が気ではなかった。2歳男児が生きていて、しかも回復が早く、それほど入院もせずに日常を送れるようになったと聞いている。
あのときに男児生存をつきとめた警察犬レスター号が、老衰でなくなったとのこと。→ 2015.12.04 asahi.com 中越地震で生き埋めの男児発見、警備犬レスター号天国へ
告別式が6日午前10時から訓練所で開かれるそうだ。
地震は必ずやってくる。火山の多い日本に住んでいるのだから仕方がない。完全な備えは無理にしても、心構えだけはしっかりとしておかねばならない。いつもそう心に誓っているが、どの程度まで実践できるのだろうか。