今日、高円寺の駅の近くにある菓子店(いわゆるバ○ムクーヘン店)の前を通りかかった。駅には近いのだが、ちょっと見つけづらい場所にある店だ。わたしはそのすぐ近くのセブンイレブンで昨日発売になったという「キットカット 日本酒」を購入し「よかったよかった、買えたぞーっ」と、ほくほくしながら、では駅前にでも出てスーパーとパン屋に寄るかと、早歩きで移動していたのだが。。。
その菓子店の入り口ガラスに、ぴったりとくっついて覗きこむ、若い男女。ちょっとかわいらしい見た目なので、20代前半か、あるいはもっと若いことは間違いない。
あまりにもピタッとガラスについているので(しかも男性のほうは目をこらすかのように額のところに手を水平に当てて中を見ている)、わたしはてっきり、臨時休業か何かで店にはいれないのかと思った。悲しくて、休業のわけを知ろうとして、目をこらしながら中を見ているのかと。
覗きながら、ふたりは小声でごしょごしょと話している。わたしもつられて「どうしたんだろう、臨時休業?」と、通り過ぎながら中をじっと見てしまったのだが。
…あれれっ?
…店内、普通に営業中
…中は明るくて、照明も落ちていない
…男女が中をじーっと見ながら話をしているので、店員さんもこちらを見て、気になっている様子
…そして、覗きこんだだけのわたしと、店員さんの、目が合いそうに!?
……気、気まずい。つられて覗きこんだだけで、こんなに気まずい。通り過ぎてしまわねば。
すると、その若い男女、じゃあ行こうかと声をかけて、その場を去ってしまった。
…なんだったんだろう(笑)。
考えはじめると、きりがない。だがわたしは何よりも、店員さんが気にしていまにも「出ていこうかどうしようか」という顔をしているのに、まったくそれに影響されないふたりが、ある意味すごく新鮮だった。いったい何を見ていたんだろう。ショーケースだとしたら、ショーケースのところにいた店員さんは目にはいっていなかったのか。不思議だっ。
あー、気になる。