昨日、いつもの病院(いちおう歴史があるが地味な総合病院)に出かけ、いつもの薬を処方してもらい、いつもの薬局(その総合病院の患者が道すがらよく利用する大きめ薬局)で受け取ろうとすると…
近々、業務を終了するとのことで、今回の処方が最後になりそうな人にはとくに丁寧に挨拶をして、今後について説明をしているではないか。
閉じるのは必ずしも不景気だからというわけではなく、道路の拡張工事の関係で建物を少しだけいじろうとしたら、よく耳にするあの話「まるっきり新築にするなら建築の許可を出すが、現状の建物では構造が古いから、一部だけ触るなら許可が出せない」ということになり、とてもぜんぶを完全新築するのはなぁ…ということになったらしい。ならば自分たちが閉じて、近隣の調剤薬局に患者が分散したほうがいいのでは、と。
わたしも、家の近くに薬局があるかと挨拶がてら話しかけられ「あるにはある、数軒ほど」と答えると、内科がすぐ近くにある薬局ならわたしの使う薬は多めに在庫しているが、そうでない場合は、少量しか在庫していないかもしれないから、話が面倒かもしれない。まずはいきなり処方箋を持っていく前に、少し時期に余裕を見て、前もって相談をしておくとよいとのこと。
う〜ん、さて、どうしたものか。まったくもってすぐ近くの薬局は、小さい。建物の大きさから考えて家族経営ではないかと思うほどなので、これは気が乗らない。あまり密接に病気の話を「1対1で」するのもなぁ、と…。次に近い薬局なら、薬剤師が数名いたように思うので気は楽だが、そこは近くに内科があるわけではないから、まさに「前もって相談しておく」べき場所かもしれない。
ただ、小さいとはいえ最寄りの薬局ならば、病院の帰りに買い物をして荷物ががんがんに増えても薬を受け取ってすぐ帰宅できるのだが、ほかの薬局だと、疲れて買い物袋を下げた状態では、薬を受け取れない(そのあとの家までの徒歩が長め)…。これはもう、いったん帰宅して翌日にでも手ぶらで出かけたほうがいいのかな。
薬局の方々も、この10年くらいでだいぶお顔と名前が一致した方が増えたり、あるいは「あの方はおやめになったのか」と顔ぶれの変化について考えたりもしたが、意外にあっけなく終了となってしまった。
世の中が、何も変わらないはずはない。発展的な変化というのももちろんある。だが、なんだかさみしいと思ってしまうのは、事実だ。約10年の付き合いだった。