ボクシングはまったくわからない。ボクシングで有名な人の名前を挙げろと言われれば数名の有名選手ならやっと出てくる程度。不謹慎かもしれないが何年か前の亀田兄弟の話題の際「テレビに出ている協栄ジムの人ってローレンス・フィッシュバーンに似ているな」と、そんなことばかり考えていた。
このところ、ショーンK氏、乙武氏など、週刊誌からとんでもない話題が飛び出すことが増えているような気がしたので、何気なく「週刊文春のスクープって、昔はどんなのあったっけ」と検索をし、まぁ驚いたのなんの。
知らん、こんな事件まったく知らーん。 → 日本語版Wikipedia: 毒入りオレンジ事件
82年ころらしいが、ボクシングジムが相手方の選手に何らかの薬剤を入れた(一説に下剤)果物を差し入れした事件があったという。
週刊文春は、特別取材班による国内・国外潜行6ヶ月の取材の成果として、「金平正紀協栄ボクシングジム会長が、渡嘉敷勝男や具志堅用高の防衛戦の相手に薬物を混入したオレンジジュースを飲ませた」とする記事を掲載。国会でも取り上げられるなど騒動になった。
このころ世間の話題になっていた「ロス疑惑」(もちろん事件の最初のころは「疑惑」ではなく「悲劇」だと誰しもが思っていた)もまた、その2年後に文春が「疑惑の銃弾」として取り上げたことが発端で大騒動になったわけだが、そちらに関してはわたしは事件発生当時から注目していたのだから、いかにわたしが刑事事件には注目してもスポーツには無関心だったか、ということなのだろう。
それにしても、よくこんな事件があっても業界がジムの存続を許したのか、かなり衝撃。ほかに受け皿がないのか? いや、それにしても。。。驚いた。