フランス料理、フランス郷土菓子の研究で知られる大森由紀子氏のエッセイ。まだ読み終わっていないが、さくさくと読める。
氏のレシピ本は何冊かもっていて、とても役立てているのだが、人となりはまったく存じ上げなかった。20代後半で初めてパリに留学(まずは「ル・コルドン・ブルー」で料理とお菓子を2年)されたころからの、現地でのエピソードが充実。
治安上あまりよくない地域だと知らずに、日本人数名とルームシェアをしてしまったこと。学生の身分だから給料は出ないが、味が気に入った店に研修を希望し、働いたこと。現在では有名店になっている店も多く、当時からの人脈がいまに生きていることは疑いない。
氏のファンだけでなく、フランス菓子や料理留学に関心がある方はぜひ。
参考リンク:
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