今日は風邪を引きかけて、どうにか踏みとどまった。数日前に義母が(とても暑い日だったにも関わらず)寒いと言い張っていたことがあったのだが、超人的な体力を持っている義母は風邪を引いたのはこの5年でほんの数回であるため、今回も薬すら不要、その代わりわたしたちが1日程度ずれながら、鼻をぐしゅぐしゅさせていた。おそらく義母本人には「症状が出ないまま周囲に媒介だけする特殊能力」があるのではないか…いやいや、それにしては、うつるまでの期間が短すぎるだろうか?
風邪を引きそうな予感でもあったのだろうか、この数日の夢見は最悪だった。とくにおとといの夢は誰にも言えなかったし、仮に自分だけが読むとしても文章には残せない。話したり書いたりするとずっと覚えているものだと誰かに言われたので、念のために誰にも言わないでおこう。
昨日は、ひさびさにプチ金縛りにあった。プチというのは、直後もしくは朝一番に「ああ苦しかった」と覚えていない程度、起きてからしばらくして「ああそういえば金縛りにあった」と思い出すからプチである。何かがとても苦しかった。悲鳴を上げたかったが無理だった。だが短い時間だったのだろう。
20代のころはけっこう金縛り状態になりやすく(おそらく睡眠不足のほかあれこれ悩みがあったのだろうとは推測するが)、次になったら「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」を唱えようとか、般若心経で対抗しようとか、大まじめに「戦ってやる!」と、闘志を燃やしていた。苦しい場所から自力で這い出して、誰だかわからない相手に「ざまーみろ、金縛りを説いたぞ」と、言ってみたかったのだろうか。実際に般若心経を心の中で唱えたこともあったかもしれない。遠い昔でよく覚えていない。
近年に関しては、わたしにとっての「眠いけれど眠れない」、「布団にはいった瞬間に急に目がさえてあたりが明るく見えてくる」などの寝付きの悪さは、たいていは寒い時期に起こるものだった。暖かくなったこの時期では、それほど頻度が高くないはずだったが、熊本の地震のころから、少し状況が変わったのかもしれない。いままでなら無視できていたような小さな音まで「地震かな、何かくるのかな」と、一瞬考えたらもう目がさえる。困ったものだ。
寝付けないなら、せめて何も考えずにぐっすり朝寝坊できる曜日でもあったらいいのだが、やれゴミ出しだ、やれ宅配便の受け取りだと、あれやこれや、日常の用事というものはつきない。ホテルのように玄関ドアに Do not disturb (就寝中)の札をかけておいたら、どうなるだろうか。その意味を理解されないうちに風で飛ばされるのが関の山だろうな(^^;。