ゴールデンウィークだが、さほど普段と違いのない日々を送っている。むしろ来週後半から少し遊べるので、そちらのほうでのんびり休養をとれたらいいなと、考えている。
さて今日は、あまりに暑いのでほうぼうの窓を開けていたところ「あ、布団を干すか」ということになった。2時間と少しだが布団を干して、その直後に入れ違いで敷布類やタオルケット、タオルの類をたくさん洗い、ベランダにそのまま巨大洗濯ばさみで押さえつける。並べてみると、なんとも壮観である。
午後遅くにそうして干しはじめたが、そのまま日没のころまで放置していたところ、風のおかげで生乾きよりは少しマシな程度にまで乾いた。ねんのため室内で干しなおしている。さらに夕方には通常の洗濯(わたしは夕方に洗うことが多い)をこなしたので、今日だけでいったいどれだけの洗濯をしたことやら。
本は天気に関係なく読む。あるいは読まない。今日は布団の近くにあった積ん読をいったん布団干しのために崩して通路をつくらなければいけなかったため、まじまじと見た。なかには5年近く前から読みかけのものやら、買うかどうか迷ったのは覚えているがいつのまにか買っていた料理本の各種、ぜったいに読みたいと思って買ったはいいがほとんど手をつけていない資料価値の高い本たちが、大量に目の前に。
ひとつひとつ、片付けていくしかないが、おそらく1冊読むころにはまた買ってしまうのだろうな。
ジェイシー・デュガードという女性が書いた「a stolen life」(ペーパーバック)が出てきたので、少し読んだ。
11歳で誘拐、監禁され、それから18年間ものあいだ犯人の家で(途中からは家族のような形で)同居をさせられていた女性が体験を自ら綴ったものだ。買ってすぐ、誘拐された日の晩までの出来事を読んだが、つらくて、いったん読むのをやめていたものだった。英語そのものは11歳当時を思い出しながら綴っている平易な文章なので難しくはない。だがこのあと、強引に性的な関係を持たされて彼女は2女児を産み、犯人の家族として家業に参加させられ18年間を送るのだ。その事実は先に知っている。知っていながら、ページを繰る。今日は少し進んだ。
犯罪物の実話は、つらいのについ読んでしまう。フィクションも実話も、犯罪物には気持ちを入れてしまうので、読んだあとで気持ちが乱れることがあるが、それでも読んでしまう。
さて、明日は少し天気が崩れるようだが、半日くらいは外出してみるのもいいかもしれない。