ロシア人というのは何かと武勇伝があるかのように語られている。大統領からしてそうだ。元KGBだそうだし、柔道にも通じていて、なにやらやたらと「怖そう、強そう」に見える。
そんなとき、リオ五輪で開会式を目前に控えた現地の市内にて、ロシアの副領事が運転する車がバイクに乗った二人組の強盗に昼間だというのに襲われ、副領事は車を奪われそうになったとのニュースが飛び込んできた。つづきがすごくて、副領事は闘って相手の銃を奪いひとり殺したが、もうひとりは逃走したとのこと。これは日本だけではなく、各国のニュースでも流れた(少なくとも英語では確認済み)。それを読んで「やはりロシア人というのは元諜報部員が副領事をやっていたりするのかなぁ、すごいな」と、素直にそのまんま頭に入れてしまい、数時間…。
その後どうやら、男は偽の身分証を持っていて副領事を名乗っただけで、無関係の人物だったとわかったらしい。じゃ、誰なんだ(笑)。多くのニュースで、車には妻と娘が同乗していた60歳男性が強盗を撃退とあったが、妻と娘は本当の家族なのだろうか。
ロシアだから「あり」だと思ってしまうのは、外国のドラマで日本の大使館員が空手が使えるのと同じくらいおかしいことかもしれないので、今後は気をつけねばなるまい。
それにしても、どういう事件だったんだろう。