自分の食べ物を選ぶのはもちろん好きだが、人様に差し上げるものを選ぶのもまた楽しい。時間が経つのを忘れる。
バウムの書Facebook版がもうすぐ200名さまになるため、以前から予告しておいたプレゼント企画に、何を注文しようかと——当然のことながら、ひとつは当選者用、もうひとつは自分用、さらに(予算にもよるが)お友達にちょっとお裾分けでもどうかという、太っ腹な気分になっているところだ。
菓子類全般ならば、お取り寄せを開始して長いと思う。だがバウムクーヘンに力を入れるようになってから、だいたい10年くらいではないだろうか。2006年の9月下旬に人生初めての入院をして、娑婆に出てきたのが11月上旬だった。たしかその前後に、バウムクーヘンを取り寄せた。いまはなき(店はあるが商品が廃盤になった)アンリ・シャルパンティエのガトーピレネーも、たしかそのころだ。もう食べられないなどと、悲しすぎる。いつかアンリ・シャルパンティエの株主になって商品を復刻してもらう予定(って、さすがにそれは無理 ^^;)。
自分にとって入院は大きな体験で、しばらくのあいだ「もしかして今後は人並みな食生活を送れないかもしれない」と思ったほどだったが…
(注: 病気が消化器系だったため、退院が近づいたころは外食はもう生涯できないと思うほど気持ちが追い詰められていたが、親身になってくれた若い研修医や看護師さんらが「えー、そんなことないですよー」と軽く否定してくれたのを覚えているし、実際に、それは勘違いだった ^^;)
…その体験をきっかけに、退院後は食事にいっそう気をつけて「計画的に食べる、取り寄せる」方針を固めたような気がする。
最近は夏であることもあり買い物のペースは落ちたが、やはり、人様に差し上げるものという名目でネットを見てまわるのは、楽しくて仕方ない。
さて、どれにしようかと、わくわくどきどき、画面を見つめている。