今日はパータ・ボンブ(卵黄をシロップで加熱殺菌するクリーム)を作っていて、作業がひと区切りついたときに、シロップがはいっていた小鍋を見て考えてしまった。
シロップとは、グラニュー糖を少量の水とともに加熱し、115℃前後にしてから泡だてている途中の卵に垂らしていく用途に用いる。垂らす相手が卵白ならイタリアン・メレンゲ、卵黄ならパータ・ボンブとなる。
小鍋を傾けてシロップを入れながら、もう片方の手で卵黄をかき混ぜつづけるので、通常のようにゴムべらで材料をかき集めて卵に入れるような芸当はできない。けっきょくその小鍋には、内側全体に、飴のように砂糖がくっついた状態になって残ってしまう。
この鍋を水に浸けて、ふやかして洗ってしまうのは、もったいないのではないか。
そう思ったわたしは鍋に水を入れ、沸騰したところで火を止めて紅茶のティーバッグと練り生姜を投入。美味しくジンジャーティーを飲むこととなった。
ちょっとエコな気分?