今月中旬に1〜2回「早朝が氷点下らしい」という話を聞いていたが、幸いなことに朝はぐっすり寝ていたようで寒さをさほど感じることもなかった。そして明日の朝とあさっての朝、また氷点下になるらしいと聞いているわけだが——
東京に暮らすようになってからはおそらく経験がないが、高校まで暮らした北関東では、氷点下の日は水道の蛇口付近で水が凍ってしまい、朝の洗面や水を使う用事がすべてストップしたものだった。近所のお宅で水が出る蛇口が1本あるとわかると、使わせてもらいにお邪魔したこともあった。凍結を防ぐために微量の水を蛇口から垂らして(音を防止するため箸などに水を伝わせるように)就寝したこともある。東京は北関東より暖かいことなどから、そういった苦労はしたことがない。
だが、東北育ちの家族が今月になって何度か「ここは東京だが、大丈夫だろうか」と、言っていた。いざとなったら、出ないときは出ないということで仕方がない、あきらめようと思っていたが、今日は不思議なことがあった。
夜遅くに、たまたま家族と一緒に1階にいたとき、ほんの1分弱くらいのあいだだが、風呂釜が音を立て、湯がいまにも流れ出しそうな気配がしたのである。さては湯沸かし器のスイッチを切りわすれたところに義母がどこか押したのではないかと(そのつい数分前に起きだした音がしていたため)、どうしよう、いったいこんな夜遅くに何かトラブルがあっては…と、一瞬パニック。すぐ湯沸かし器のパネルを見ると、大元のスイッチは切れているのだが、*のマークが何回か点滅しているのが見えた。故障か…? そう思っていると、*のマークが消えパネルは真っ暗になり、浴室からの音も止まった。
なんだったのだろうかと、もしやと部屋にもどってネットで「ノーリツ *のマーク」と検索してみたところ、どうやら寒い日は一瞬だけスイッチがはいって風呂釜を動かすらしいとわかった。ほっとした。いままで気づかなかったというより、こういう事態になったことは、ほとんどないのではと思う。外はよほど寒いのだろう。
これで風呂釜の界隈の水だけは凍らないとわかったが、よほど寒ければ、蛇口など末端部分は凍るだろう。そのときはそのときだ。もし今後も何回がありそうなら、対策を考えよう。