ほんのひとにぎりの人々が世界の富の大半を手にしているとは、悲しいかな最近よく聞かれる話ではあるが、この写真を見ると、さもありなん。
サウジの王族が、飛行機を鳥のためにチャーターしたとのこと。BBCほか各社の報道で、数日前に目にした。
自分の大切な生き物を貨物室に入れるのはしのびないと考える人もいるだろうが、これは…。
飛行機に一度も乗らずに人生を終える人もいる。ものを余分に買い集めるどころか、日々の生活に追われている人もたくさんいる。極端な話が、一部の金持ちに大切にされている鳥のほうが、日々きちんと栄養価の高い食事を与えられている(手間暇コストをかけてもらっている)可能性もあるだろう。
それに気づいていても、わたしには何も言えず、何もできず、ただ口をぽかんと開けて、この鳥たちを眺めるのみである。