新サイトを立ち上げるにあたり、会員登録していただく方には最小限の情報提供(メルアドが必須であることはもちろんだが)で済ませられるようにしたいと考えているうち、人の思う「何が必須」で「何が余分か」にまで、連想がひろがった。
わたし個人に関していえば、運営する側として、参加者の性別と年代に関する情報は要らない。可能であればだが、ほかのサービスに参加する場合ならば、自分でもそれらを提供したくない。なぜかというと、性別と年代を事前に示し合うことで、文章でのコミュニケーションが成立する以前に、こういう人であろうという予想や事前の判断をしてしまう(もしくはされてしまう)可能性があるためだ。
人によっては、星座や血液型などの欄を必須と思うかもしれない。普段の会話でそういった情報をとっかかりにして親しくなる人であれば、そうだろうと思う。目の前で間接的な知人がそれを聞いてきたら、知人の立場もあるだろうからと、やんわり曖昧に答えるかもしれないが、もしネットでサービスの入会時にそのふたつを書けというサイトがあったら、わたしは間違いなく入会しない。
知らない人がいる場所ではどの駅前に住んでいるかすら話したくないと注意を払う人がいるいっぽうで、事後連絡で「あなたの電話とメルアドを○○さんに教えておいたよ」という人もいると聞く。
いろいろな人がいる。やはり、預かる情報は、少しでも減らしておきたい。