今日は阿佐ヶ谷から家まで歩いたのだが、雨で路面が濡れていたせいか、目の前で立てつづけにふたりも転んで驚いた。
ひとりめは、年齢まではわからなかったがおそらく中学生くらいの、細身の女の子だ。早稲田通りで自転車ごとコケた。すってんころりんといった具合で、怪我はなさそうだったのが幸いだが、派手に転んだ。向かい側からお子さん連れの女性(自転車を手で転がしながら登場)、手前側からわたしたちが歩いていて、その中間地点だった。
その女の子(と思われる)は、何でもないからぜったいわたしに声なんかかけないでと言わんばかりに、落としたものをかき集めて自転車に乗り、すばやく去っていった。大丈夫だろうか。また転ばなかったことを祈る。場所は夕方の早稲田通りで、そこそこ車も通る。
それから50メートルか、もう少し歩いたくらいだっただろうか。わたしたちは住宅街への路地にはいった。
横からゆっくりと追い抜いたバイクが、近くの前の家で停止した。そしてわたしたちのうしろからは車がゆっくりと二台やってきた、そのときである。バイクの男性(30代くらい?)が、なぜかバイクに乗ったまま倒れた。いったん停止したのは見たので、足を下ろしてバイクから降りようとしたところで、なぜかうまく降りられなかったらしい。滑ったのか、とにかくバイクごと倒れた。
ちょうどそのバイクにあと2メートルくらいまで近づいたところの転倒だったので、わたしたちも大あわて。うしろから来た車はバイクに当たらないように距離をとろうとしたが、やはりすぐ近くをかすめるのが精一杯だった。あと少しの差が生じていたらと思うと、ほんとうに怖かった。
立てつづけにこんなことがあったので、雨の日はじゅうぶんに注意しなければと、肝に銘じた。