横浜高島屋でのバウムクーヘン博 (2019年11月)

 今年は日本でバウムクーヘンが焼かれるようになって100周年とのことで、この数年は3月に神戸と広島でおこなわれていたバウムクーヘン博が秋にも登場、しかも3ヶ所である(広島、名古屋は終了、現在は横浜)。

 この半月ほど、何度も、風邪を引きそうになってはこらえてきた微妙な体調を考えると、はたして横浜まで出かける体力があるかと心配していたのだが、わたしのバウム博での慣例あるいは験担ぎとして「出かけるなら平日の開店直後に30分」というのがある。つまり、今朝その決心ができなければ明日の金曜、さらに無理ならば来週の月曜の最終日ということになる。時計を見ながら「行くならいまだ」と決意し、出かけてきた。

 最寄りの高円寺駅から新宿へ。そして湘南新宿ラインで横浜へ。幸いなことに朝の9時過ぎの湘南新宿ライン(南方向)は、恵比寿を過ぎれば人もまばらになり、ほどなく座ることができた。余裕を持ったつもりだったが、ダイヤの乱れにより、タカシマヤに到着したのはデパート恒例「いらっしゃいませ」の、総出でお出迎え数分前。
 玄関前にはすでに客が150人以上いたように思う(正確にはわたしが玄関に立ったころそれくらいいたので、わたしの後ろは不明)が、それぞれが思い思いの場所に行くため、全員がバウム博を狙っているわけではない。正月の福袋のようにきっちりと列になっているわけでもなく、ただゆるーく立っている人たちに、店員さんが「のど飴いかがですかー」とすすめてくださるのを手にとって、ドアが開くのを待った。

 玄関が開いた。総出で「いらっしゃいませ」のお出迎え。これはひさしぶりだな。

 地下の食品売り場に行く人びとも見えたが、わたしと周囲の多くは8階までエスカレーターで。各階に到着すると店員さんたちが挨拶してくださる。恥ずかしがる余裕もないまま、そのままもくもくと8階へ。

 バウム会場に到着してすぐ、よく聞きとれないままに、こちらで整理券をと言われた。一瞬だけ勘違いして「バウム博の入場制限があるのか?」と並びそうになって時間をロスしてしまったが、わたしには無縁のトートバッグ入りバウムセットだったとわかって、その列を離れて買い物を開始。まずは入り口付近にずらりと並ぶ、47都道府県のバウムの棚へ。

 この秋のバウム博は、広島でも名古屋でも、開催デパートの特集ページに店名一覧が提供されていたのだが、この横浜タカシマヤのバウム博ページには、記載がなかった。おそらくこれまで開催の例と店名に変更があるためかと想像したが、ちょっと不便に感じたのも事実。また、横浜に到着するまでのあいだ、バウム友さんから「店名の一覧がないですね」と連絡が来ていたので、必要があれば見せてあげられるようにと、会場で壁にあった店名一覧の画像を撮影しておいたが、あとでよくよく見ると、その内容と実際の提供は、少し違っていたように思う。

 たとえば、ほぼ開店と同時に会場にはいったわたしが見たかぎり、一覧にあった年輪舎さん、ズーセスヴェゲトゥスさんなど、一部の人気商品は、見当たらなかった。初日に売れて展示のスペースを詰めてしまったのか、あるいはもともと予定がなかったのかはわからない。ただ、バウム博の案内のいたるところに、品切れの際はご容赦の文言や、実際の商品とは異なる場合があると書かれているのだから、人気店の在庫確保にからむ大人の事情ということであろうし、それが大きな問題ということはないだろう。目玉商品としてお知らせしているものがなかったというわけでは、ないのだから。

 20分ほど場内をうろうろして、わたしが購入したのは以下の4点。中央の小さいバウムは募金をするといただけるユーハイムさんの商品なので、厳密には購入ではない。

横浜のバウム博で購入したもの(2019.11)

 左上は福井「シュトラウス金進堂」、左下は静岡「リーベンローザ」、右上は青森「ボンジュール」、右下は群馬「チャーリーとペロ」である。食べたことがあるのはリーベンローザのみ。

 チャーリーとペロは、以前に通販が可能か電話で問い合わせをした。とてもはきはきした、愛想のよい女性の声で「やっていないんです」と言われてしまった衝撃は忘れられず、今回はぜったいにほしいと考えていた。ブランデーを使っているせいか、まれに見る日持ち(来年のバレンタイン)なので、これは自宅で食べずに1月「バウムお茶会」に持参して、みなさんと食べようかと思う。

 会場では、わたしと同じような行動パターンの人たちが何十人かいらっしゃって、47都道府県のバウムクーヘン売り場での会計待ちの列が、やや長くなりかけていた。おそらくみなさんここでいったん買って、必要に応じて専用ブースや飲食コーナーに移動するのだろう。

 会計を済ませた。余談だが、場所がタカシマヤなのだが催事会場なので頭になかった「Pontaカードが使えます」と店員さんのほうから言われるまで、出すのを忘れていた。言ってもらえてよかった。

 100円以上の募金というコーナーが支払のすぐ近くにあったので、募金し、中へもどる。

 茨城県のアトリエ・プティ・ボワさんのガトー・ア・ラ・ブロッシュがとてもこんがりしていて美味しそうだった。縦割りのサイズも販売されていて、よほど買おうかと思ったが、いくらなんでも買いすぎだろうという気がして、こらえた。

 ローゼンハイムやグマイナーといったバウムもそれぞれブースで出ていたが、やや隅のほうだった。ユーハイムさんは主催者なのに目立つ場所をほかの店に譲ってあげるとは、なんと謙虚(注:ローゼンハイムもグマイナーも、ユーハイム系列)。グマイナーのバウムシュピッツに色が2種類あり、詰め合わせになっていた。なにやら美味しそうだった。

 10時30分近くまで、会場にいた。
 イートインも混雑しはじめたところだ。好みのバウムを選んで食べくらべしたり、カップデザートのように盛りつけてもらうメニューがあるらしい。席はまだ少しありそうだが、列がとても長くなっていた。
 その隣の焼きたてバウムのコーナーは11時からで、10時45分になったら整理券を配るとのことだった。う〜む、それまで会場にはいない。110円プラスで追いバターというのが食べられるそうだが、残念。せっかくだが、帰ろう。

 その後、タカシマヤの食品売り場を見て、駅をはさんで反対側になるがそごうの食品売り場にある「えの木てい」のお菓子を買って、駅にもどり、今度は東横線で渋谷に帰ることにした。都心方向なのでとても混んでいて、座ることができず、疲れてしまった。
 渋谷の手前、おそらく中目黒で、気分が悪くなりいったん下車。車内が蒸していて、自分も厚着だったため体が熱くなったのだ。そこで少し呼吸を整えて、少ししてからやってきた各駅停車で渋谷に移動し、そこからJRで家に帰ってきた。

 東横とJRの湘南新宿ラインを使った場合の料金比較だが、東横のほうが200円安い。200円はかなり大きいが、曜日や時間帯によっては、JRのほうがよいかもしれない。

 バウムクーヘン博は、ぜひ、次は新宿タカシマヤでやってもらいたいと強く願う。その際には2回くらい出かけたいと、いまから勝手にわくわくしている。ユーハイムさん、よろしくお願いします。

参考リンク:

○ バウムの書 and 日々バウム – 各種のバウムクーヘンの話題、総合玄関
 
○ 楽天市場で、バターを使ったバウムクーヘンを新着順に見る

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