伝統や文化的背景はともかくとして、これから新築やリフォームを考えている公的な建造物で、和式トイレの導入を考えているケースはあるのだろうかと、ふと疑問に思った。
周囲に高齢者が増えてきたり、自分や家族が体調を崩したりすると、現在の住居のトイレや外出先のトイレが洋式でよかったと、つくづく思う。たとえば腰痛がひどいときに和式トイレを使用するのは、激しい苦痛をともなうか、もしくは根本的に使用が困難と思える。
某JRの駅で、記憶をたどればこの数年でリフォームされたトイレなのだが、ひとつが和式である。わたしの見たところ、できれば洋式がよいからと、使用をパスする方もいらっしゃるようだ。効率とスペースの面で考えて、もったいないことに感じる。
先日は某有名デパートのトイレで、ドアにわざわざ「洋式」と書いてあったので、ほかは和式なのかときょろきょろしたところ、ほかは「おむつ替え対応」など、「洋式」のほかにも余分な表現があるだけで、どれも洋式だった。おそらく以前に和式と洋式の表現が混在していたころの名残で、すべてに「洋式」と書いてあったのだろうと推測する。
世の中には、和式でなければこういった点で困る、といった強いニーズがまだあるのだろうか。わたしが思いつかないだけかもしれないが、洋式のほうが体の負担が少ないように感じられてならない。新築やリフォーム後の公的な建造物に、和式を組みこんでいくことが今後もあるとしたら、それはどういった理由によるものなのか、あまり想像ができずにいる。
こんにちは。
小中でもトイレの改修をしているのですが、洋式が多くなっています。
若い女性は衛生面で公共トイレでは和式が空くのを待っている姿を
よくみかけますね。
清掃等の管理コストが洋式よりかからないのかもしれませんね。
全く予定はないけれど、新築、リフォームの機会があったら、
1室、洋式トイレ付きの部屋にしたいです。
おちゃちさん、こんにちは!
管理コスト…なるほど。思いつきませんでした。そうですね、とくに学校などの場合は数も多いし、何十基も改修するとなったら、その後の管理についても考えていかなくてはならないし、考慮すべきことのひとつかもしれません。
公衆トイレでの女性のこと、たしかにそういったご意見を聞くことがあります。わたしが聞いたのはご年配の方でしたが、衛生面ということでした。
わたしの場合は逆に、自分が(和式の場合に)衛生的に使えないような気がしてしまって、躊躇することがあります。施設の古さにもよりますが、和式の個室のほうが狭く作ってあるような、圧迫感を感じることもあります。