数年前になるが、製菓衛生師の試験を受けるにあたり、いちおう食中毒や原因菌に関する勉強もしたつもりだが、けっこう記憶が薄れているようだ。さきほどこのニュースをネットで見て「ヒスタミンの食中毒ってどんなもの?」と、ネットで調べてしまった。
デーリー東北新聞社
サバ缶で男性食中毒症状 八戸の工場で製造(2010/01/23)
青森県は22日、食品製造会社「宝幸」(東京都)が八戸市の工場で製造した缶詰「さば水煮」から高濃度のヒスタミンが検出されたとして、同社に製品の回収を命じたと発表した。
ヒスタミンと聞くと、抗ヒスタミン剤など「蕁麻疹、アレルギー」の関連ではよくその言葉を使っているが、食中毒の場面ではあまり印象がなかった。
ヒスタミンによる食中毒に注意しましょう!! – 京都市 福祉保健局
ヒスタミン食中毒とは
* ヒスタミンは,不適切な温度管理等により増殖した微生物(ヒスタミン産生菌)によって,ヒスチジンからヒスタミンが生成され,アレルギー様の症状を引き起こします。
* ヒスチジンは,アミノ酸の一種で,イワシ,カツオ,マグロ等の赤身の魚に多く含まれています。
まあ、はしょって書けば、上記の「さば水煮」という商品が、新鮮ではない(または衛生管理が悪い)原料で作られていたからヒスタミンが生成された、ということなんだな。。。
わたしはサバ水煮の缶詰は普段から買わないけれど、缶詰なら安心という思い込みもしくは油断は、人の心にありがちではないかと思う。回収がスムーズにいきますように。