おそらく何ヶ月か前に「身分証明書として運転免許証(原付)をとろうと思っている」と、書いたと思う。そのときの心づもりでは、11月頭までに眼科(または眼鏡屋)で視力を測定してもらい、必要なら眼鏡を作る。そしてその後に区役所に住民票をとりに出かけ、11月中には府中の運転免許試験場へ…という流れを、思い描いていた。
ところがその後、10月末に自分が「眼科予定日」と決めていた日に、何らかの体調不良で、出かけるのが苦痛に感じられた。ほんの数日だけずらす予定だったのだが、日々が過ぎていく。すると、わたしの視力は裸眼でもぎりぎり大丈夫だろうだし、ねんのために眼鏡屋で度数の弱いものを作っておいて、お守りのように試験場に持参するだけでもいいのではと、眼鏡歴数十年の家族から助言を受けた。
ならばそうしようということになり、ちょうど11月中旬には阿佐ヶ谷にJinsができるとも聞いたので、寄ってみようという計画に変更。
ところが、そのころふたたび外出がしにくくなる事情が生じて数日間の待機、さらには(そのことによるストレスだろうが)自分の体調不良が重なり、またしても、眼鏡屋にさえ行けなくなった。
ここまで大騒ぎしても、そもそも当日の試験に受かるかどうかもわからないのだが、いちおうネット上の関連サイトや、スマホのアプリなどを利用して、試験の問題に慣れようとは努力している。まだ満点は取れないことが多いので、心配である。
昨年のことだが、「写真付き身分証明書がないと今後は不便」と痛感させられた出来事があった。その際の相手企業(かなり大手)が、本人確認にマイナンバーカードは利用できないとしていたため、また似たような事例があった場合に備えて、どうせ取得するなら運転免許証という思いが、強く残っている。それにもともとマイナンバーカードは「使わずに逃げ切る、相手が廃れるのを待つ」というのを目標にしており、できれば取得したくないと考えていた。
背に腹は代えられないため、今後の不安解消のためマイナンバーカードも候補としてちらりと考えたが、現在は数ヶ月待ちだそうだ。けっきょくは運転免許証のほうが、早いと言えば早いわけだが…。朝から府中まで出かけて試験に落ちたときの精神的ダメージは大きいように思うため、事前にかなりのプレッシャーになることは予測できる。
こうしてぐしゃぐしゃと、新型コロナの件で試験実施に人数制限をかけられてしまうだろうかなどと思い悩むうち、いろいろ遅れていくのだろう。けっきょく年内に出かけないことになるならば、マイナンバーカードの申請だけでもしておくのがよいかもしれないが、さあ、どうしたものか。